キエリクロボタンインコ(黄襟黒牡丹鸚哥)の大ちゃんのこと
ありがとう・・ さようなら・・
2004年夏、インコの大ちゃんと静かにお別れをしました。
1994年、ペットショップでボタンインコと出会った。
まあるい大きな目、頭のてっぺんはこげ茶色で平ら、とてもカワイイ
さし餌を卒業し一人餌になったばかりの雛でした。
ケースを覗きこむとこちらを見た。瞬間、飼おうと決めた。
飼育箱に入れ、そおっと居間に置いたところ 夕食時、夫が「何かカサカサ音がするけど・・」と言った
私は雛のボタンインコと目が合ったこと 「キエリクロボタンインコ」は頭が黒いからクロ。
そして首の周りが黄色なのでキエリ(黄襟)。 わかりやすい種類のインコでしょう・・・ と一息に説明した。
「きれいだなぁ・・」 「ねぇ、かわいいでしょう」
あれから10年・・
大ちゃんは8年前、尾のはね(尾羽)を痛め病院で診てもらい通院、治療したことがありました。
傷はまもなく治ったのですがエリザベスカラーと通院のストレスで、体調を崩しました。
その時は「もう、いくらも持たないかも知れないよ」と言われていたのです
傷を突くからとエリザベスカラーをしたのですが、すごく嫌がったので
「少し様子をみましょう」と数日間で、はずしてもらい見守ることになりました。
幸い、陽気な性格のコで好奇心旺盛。 毎日、色々なオモチャに熱中し遊んでいるうちに
傷口をあまり気にしなくなり、そのうち自然に治ったのですよ
器量良しで、愛嬌のある動きをするボタンインコは観賞用で あまり言葉を真似しないと聞いていましたが
大ちゃんは家族の声色を真似しては笑わせてくれたりして楽しかった・・・。
ヒマワリのタネ ほしいのよ−
2004年7月19日 お別れしました
猛暑で体調を崩し食欲が落ちてはいたのですが老衰のようでした。
掌の大ちゃんは安心したような表情をしていました。
10年前と同じように・・・。
それから、安らかに旅立ちました。
がんばったねぇ 大ちゃん 想い出をありがとう・・
いま 大ちゃんは虹の橋のむこうで幸せにしています。
追記
このとき、旅立ってしまったことを書くことを迷いましたが 家族なので「話しの小部屋」でお知らせを致しました。
皆さまから、やさしい言葉をかけていただいたこと 心から感謝しております。
これまでの想いで話しをさせてもらい、おかげで心が落ち着きました。
皆さま その節はどうもありがとうございました。
偶然、この日、沖縄の友達がヤンバル(山原)へ行って 密林を走っていたところ
一瞬開けた場所に出たのだそうです。
・・みると、前方の山に虹がかかっていたそうです。
←ヤンバルの霊山にかかる「虹の橋」
Photo by lynxさん 2004年7月19日撮影
こちらはヤンバルクイナや、天然記念物の小動物がたくさん棲息している所です。
「虹を見たことで大ちゃんをお見送りさせて頂いた気がします。<(_ _)> 」と画像掲示板に写真を送信していただきました。
寒がりの大ちゃんは、この虹の橋を渡って
お日さまのさんさんとふりそそぐなか 楽しく遊んでいることとおもいます。
初雪が降った日から庭に野鳥がやってきました。 シジュウカラ、ヒヨドリ、スズメがきています。
想思鳥の(またの名 ペキンロビン)の“元気”は ヒヨドリの声に負けじと張り切って?さえずっています♪
鶯に似た鳴き声のあとに「ピチ!ピチ!ピチ!!」とかなり高い声。 まるでインコの大ちゃんを探しているようです。
ずうっと気になっていたことなのですが
これまで「話しの小部屋」に綴った大ちゃんの想いでを部屋にしておきたい
そう考えてから数ヶ月が経ってしまいました。
ささやかですが「大ちゃんの想い出」の部屋がやっとできました。
なんとか年内にできあがり、ほっとしています。
2004年11月20日 記
「小鳥と一緒のくらし」へ
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