メインテーマについて
「伝説の森から」 ─平和へのこだま─





撮影  2004年1月19日

「あさひかわ雪あかり」は今年で十四回目
デザインは旭川にお住まいの美術家 一ノ戸ヨシノリ氏です。

一ノ戸ヨシノリ氏は二回目からこれまでの
雪あかりの構想「雪とあかりがつくる景観造形」の企画、制作を手がけられ
今年で十三回目の制作に取り組まれるそうです。



主題について



マタパ「北の創世」絵図  一ノ戸ヨシノリ作


|北|の|創|世|神|話|

『マタパ伝説』

シベリヤの極光を産着にヒマラヤ山脈を揺り籠として、一人の赤子が誕生する。
名をマタパと言い幼少期を健やかに育ち、やがて凛々しく利発な若者として成長する
成人したマタパは
天界の大神の命によりアイヌが呼ぶ。イメル。ミンタラの任に着く事になる。
その頃、人間は欲望追及の果てに愚かな部族間戦争に明け暮れていた。
こうした人間界に憂慮したマタパは、人間に苦難を与えることで
人々が知恵を出し合ったり心を寄せ合う生活をするようになると考えた。
その為に四季の中に寒冷期(冬)をつくりだしたのでした。(省略)

「マタパ」とは、アイヌの言葉で「冬」を意味する





美術家  一ノ戸ヨシノリ氏


2004年のメイン作品は
おおよそ高さ7m・奥行き15m・幅は30mから35mの予定
です!




今回は平和へのメッセージを込めた雄大な作品「伝説の森」を制作予定です。
「伝説の森」に平和のシンボルとしての「あかりの華」を咲かせたいと
構想を練っておられるそうです




今年の「あかりの華」は市民のみなさまから参加を募り
30分程度で出来上がる「平和への願いを込めたあかりの華」を作成し
ひとつ、ひとつ、あかりをともしていただく「あかり」のオブジェを三基予定されています。





制作される際は、材料になる木、枝などと相談しつつ
毎年、より良くしたいとの想い込め・・・工夫されていらしゃるとのこと
作品への熱い想いをお話してくださいました。

先生の作品は枝材を使用した「あんどん造形」というのだそうです。

作品からは手の温もりが伝わってきますよ




10年前、初めて「あさひかわ雪あかり」に出合い感動!
以来、雪あかりファンの一人として楽しませてもらっておりました。
今回、先生から直にお話しをお聞きする機会をいただき嬉しいひとときでございました。


こちらの写真は事前に承諾をいただきまして掲載しております。

2004年1月19日


あさひかわ雪あかり2004